今朝、不思議なことがあってうれしくなった。
なぜかしら急に書棚の整理をしたい欲求に駆られて早速実行に移す。昨年秋から買い集め始めた海外ミステリのアンソロジー各種を中心に整頓する。
ウィリアム・アイリッシュ短編集、3だけ黄緑の背中か…
どうせなら赤で揃えたい気がするけど…
ひょっとしてどこかにそこそこキレイな状態の赤背が出てないかな…
いやいや、出会った時の本こそが運命の子なのだから、買い替えなんてないよな...
でも、もし赤背… いや、しかし…
(しばしリピート)
そして、ふと昨年の手帳を見返してみて気付いた。乱歩編『世界短編傑作集』の「爪」が強烈な印象を残したウィリアム・アイリッシュなる作家。彼はどんな人物だったのか。他にどんな作品を残したのか。それを知りたくて知りたくてたまらなくなり、手元の本やインターネットで彼について調べだしたあの日。それが今日と同じ12月7日だったことに。
思えば、あの時からアイリッシュ愛の日々が始まったのだ。それ以来、わたしの趣味生活がどんなに充実することになったか。アイリッシュには「ありがとう」と「大好きです」の言葉しかない。