Aira's bookshelf

書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

エド・ゴーマン編『死の飛行 現代ミステリーの至宝 (2) 』

(読了日:2022年4月4日) シャーロット・マクラウド「マーティンのように」

エド・ゴーマン編『自由への一撃 現代ミステリーの至宝 (1) 』

(読了日:2021年12月26日) マーガレット・ミラー「谷の向こうの家」 既読につき、読了ツイートは省略

グレゴリー・マクドナルド編『愉快な結末 アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (10) 』

(読了日:2021年6月24日) ジュリー・スミス「慰問カウンセラー」

ヒラリイ・ヘイル編『わが手で裁く イギリス・ミステリ傑作選 '88』

(読了日:2021年6月18日) サイモン・ブレット「話しづらい死」

レイ・ブラッドベリ作品発表順年表

最近になって魅力に気付いた作家レイ・ブラッドベリの作品を発表順に並べました。同年・同月に発表されたものは原題のアルファベット順に並べてあります。複数の邦題で発表された作品の掲載誌/収録本名は Aira が入手して読んだもの (未入手の場合は任意で選…

コーネル・ウールリッチ作品発表順年表

改訂版年表について (2021年1月4日) 『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に作成した全作品発表順年表を改訂しました。同一年月に発表された作品は『コーネル・ウールリッチの生涯』で言及されている順に並べ直しました。複数の邦題で発表され…

深夜の約束 (1935)

Story 街灯の下に佇む主人公の青年ロジャーズは、小粋な衣装をまとい、全身から育ちのよさを漂わせている。彼がどこかへ出かけたがっている気配を察し、一台のタクシーの運転手がそっと近付いてきて… Aira's View ウールリッチの小説では、上品さに欠けてい…

2020年の読書活動を振り返って

体内カレンダーがすっかりおかしい Aira が 2020 年の読書活動を振り返ります。

ロバート・J・ランディージ編『探偵は眠らない (下) アメリカ私立探偵作家クラブ傑作選 (I) 』

(読了日:2021年5月10日) マイクル・Z・リューイン「探偵をやってみたら」

ロバート・J・ランディージ編『探偵は眠らない (上) アメリカ私立探偵作家クラブ傑作選 (I) 』

(読了日:2021年5月6日) ローレンス・ブロック「夜明けの光の中に」 既読につき、読了ツイート省略。

ピーター・へイニング編『ディナーで殺人を (下) 』

(読了日:2021年4月30日) G・B・スターン「唐辛子の味がわからなかった男」 主人公フランツがドゥニーズという伝説のダンサーをめぐってライバルのフアンと鞘当てを繰り返した頃の思い出を語る。どうやってフアンに勝ったのかが見せ場だが、フランツの軽率な…

ピーター・へイニング編『ディナーで殺人を (上) 』

(読了日:2021年2月24日) スタンリイ・エリン「特別料理」 既読につきツイート省略 (ブログ内に紹介記事なし)

アイザック・アシモフ編『16品の殺人メニュー』

(読了日:2020年5月7日) R・L・スティーヴンス「チキン・スープ・キッド」 ギャンブルで借金が嵩み、やむなく競馬の八百長に手を貸す運びとなったスポーツ記者のクインリンは、騎手エングルが出走前に必ず飲む母親の手作りチキンスープに薬を入れるよう、賭…

E・D・ホウク編『最後のチャンス 年刊ミステリ傑作選 '78 』

(読了日:2020年2月28日) トマス・ウォルシュ「最後のチャンス」 既読につき、省略。

ウィリアム・アイリッシュ『アイリッシュ短編集 1 / 晩餐後の物語』

(再読了日:2021年2月3日) 晩餐後の物語 アイリッシュ (ウールリッチ) を好きになり始めた頃に読んで衝撃を受けた作品。全く色褪せない。耳元でジリジリと音が聞こえてきそうな密室での極度の緊張状態の後、ついに明かされる老人の真意。加速していく物語の…

E・D・ホウク編『今月のペテン師 年刊ミステリ傑作選 '77 』

(読了日:2020年2月7日) 「恐ろしい悲鳴のように」エッタ・リーヴェス エタ・リーヴェス「恐ろしい叫びのような」として既読

悲鳴をあげる本 (1939)

Story 図書館で司書として働く主人公プルーデンスは、三流ロマンス小説を返却しに受付へやってきた中年女性から「41ページが見当たらなかった」と告げられ、怪訝に思う。消えたページには一体どんな秘密が隠されているのか…?

夜間航路の殺人 (1937)

Story 結婚式を終えたばかりの部長刑事ブラッドフォードは、新妻ラミーとともにマンハッタン発の夜間定期連絡船に乗り込む。あまりに地味な新婚旅行にすっかりヘソを曲げてしまった妻を相手に四苦八苦していると、船内に女性の悲鳴が響き渡り…

生ける者の墓 (1937)

Story 墓地管理人からの通報を受けて現場に到着した警官の目に飛び込んできたのは、一心不乱に墓穴を掘り返す若い男の姿だった。「彼女をどこへやったんだ」などと口走って取り乱す彼を署まで連行し、詳しい話をするよう促したところ…

自由の女神事件 (1935)

Story 機嫌が悪い妻との衝突を回避すべく、自由の女神の見物に出かけた刑事デントン。展望台へと続く螺旋階段を上っていく途中、休憩用ベンチで何度も席が隣り合わせになった肥満体の男と軽く世間話をする。像内の見学を終えて下へ降りる際、先ほどの男が忘…

E・D・ホウク編『風味豊かな犯罪 年刊ミステリ傑作選 '76 』

(読了日:2020年1月23日) ジャック・リッチイ「風味豊かな犯罪」 自宅の洗面器やトイレなどに大量のゼリーが入っている謎の現象の調査を頼まれてヴァンダヴィア邸を訪れた主人公は、依頼人ジェラルドの兄フランクの服を着た使用人がナイフで刺殺されているの…

ハンス・ステファン・サンテッスン編『現代アメリカ推理小説傑作選 3 』

(読了日:2020年1月17日) マイクル・アヴァロン「隣家の拳銃」 主人公ナンは、家の周りをうろつく不審者に備えて銃を買ったという話を隣人ジョーンから聞き、不吉な予感を覚えるが…

エドワード・D・ホック編『現代アメリカ推理小説傑作選 2 』

(読了日:2020年1月12日) ミリアム・アレン・デフォード「雷鳥模様のナイフ」 大昔、とある集落で漁師をしていた若者がナイフで喉を切られて殺された。そのナイフに彫られていた模様から、同じ集落に住む彫刻家の青年が犯人ではないかと疑われるが…

ロバート・L・フィッシュ編『あの手この手の犯罪 アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (1) 』

(読了日:2020年1月2日) スタンリイ ・エリン「最後の一壜」 ワイン商ドラモンドが倉庫に保管している伝説の赤ワインに興味を持った大富豪カスーラスがワイン愛好家マレシャルを仲介人として10万フランでの買い取りを申し込むが… 各人の思惑が複雑に絡み合い…

ルーシー・フリーマン編『殺人心理学 (下) アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (5) 』

(読了日:2019年9月27日) ジョージ・ド・ルースネー・リオン「不足の成分」 手荒れに悩む妻リリーのため、手に優しい石鹸作りに精を出すロジャー。あらゆる脂肪を用いて試行錯誤した末、ついに理想の石鹸が完成するが… はっきりと書かないことで見事な「奇妙…

夜の闇の中へ (1987)

Story 生きることに何の意味も見出せないマデリンは、父親が遺した拳銃で自殺を図ることを思いつく。自分の人生に目的などというものがあっただろうか。これから見出すことがあるのだろうか。そんなことを考えながら、マデリンは拳銃をこめかみに当てて引き…

Don't Fool Me! (1935)

(未邦訳作品につき『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に内容を紹介) Story 主人公ジューンは、あるパーティでヘレンと知り合いになる。ヘレンはお世辞にも美人とは言えず、礼儀の基本もわきまえないタイプにもかかわらず、事あるごとにマー…

The Body Upstairs (1935)

(未邦訳作品につき『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に内容を紹介) Story 刑事ガルブレイズは、自宅で入浴していたところ、天井から血が滴り落ちてくることに気付く。上階の部屋へ立ち入ってみると、そこにはアイロンで頭を殴られて即死し…

Spanish―And What Eyes! (1935)

(未邦訳作品につき『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に内容を紹介) Story 大学生ロディは、21歳になる前に米国人と結婚したら叔母から200万ドルの遺産を相続できる権利を有する立場にあったが、彼が好きになるのは外国人の女性ばかりであっ…

Murder in Wax (1935)

(未邦訳作品につき『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に内容を紹介) Story 妻を捨てて別の女性とともに生きていこうと、ある男が決心した矢先、何者かによってその女性バーニスが殺されてしまう。そして、よりにもよってその男が殺人犯とし…