Aira's bookshelf

書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ビル・プロンジーニ編『エドガー賞全集 (下) アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (6) 』

(読了日:2017年4月21日) ローレンス・トリート「殺人のH」 車での長距離移動に同乗者を求める新聞広告がきっかけで意気投合したタンシイとギルフォードの女性二人組。誰かと電話で話した後、タンシイは一人でモーテルから姿を消す。ギルフォードから相談を…

コブラの接吻 (1935)

Story 主人公チャーリーは殺人課所属の刑事。体調不良のため上司から長期休暇を取るように言われ、妻と義弟と一緒に山荘で時を過ごしている。そこへ妻の父親が再婚相手のベーダを連れてきた。彼女はアジアの血が入っており、どことなく蛇を連想させる不気味…

【読書ログ:番外編】忘れがたい短編いろいろ

(最終更新日:2017年4月18日) 2015年秋から、たくさんの海外ミステリ短編を読んできました。その数およそ500以上 (ショートショートも含む) 。こうして多くの作品に触れるうち、気になる作家や作風が徐々にわかり始めてくるのもまた面白い手応えのひとつです…

ビル・プロンジーニ編『エドガー賞全集 (上) アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (6) 』

(読了日:2017年4月14日) エラリイ・クイーン「気ちがいティー・パーティ」

各務三郎編『クイーンの定員 II 傑作短編で読むミステリー史』

(読了日:2017年4月11日) クリフォード・アッシュダウン「外務省公文書」 カジノで負けが込んだレドマイルに軍資金を貸して親しくなった怪盗プリングルは自宅に招待され。酔いに任せて相手が見せてきた重要外交文書をヒントに一儲けする方法を思い付く。駆け…

アイザック・アシモフ他編『ミニ・ミステリ100』

(読了日:2017年4月5日) 特に印象に残った作品についてのみ、感想を書いています。 5. ヘンリイ・スレッサー「花を愛でる警官」 花を愛でる心を持ったフラマー警部は、非常に美しい庭を持つ家に魅せられ、手入れをするマクベイ夫人と親しく言葉を交わす関係…

ハロルド・Q・マスア編『眠れぬ夜の愉しみ アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (3) 』

(読了日:2017年3月31日) ロバート・ブロック「ジョンとメアリー」 見苦しいほどの肥満妻メアリーに嫌悪感を抱くジョン。妻の親友フランシスと愛人関係になってからは殺意を覚えるほどに。念入りに用意したヒ素入りチョコレートで殺害を試みるが… 途中で結末…