Aira's bookshelf

書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

The Good Die Young (1928)

(未邦訳作品につき『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に内容を紹介)

Story

うぶで世間知らずのメアリーは、刺激のある生活を求めてマンハッタンへやってくる。そこで知り合った自称「金庫破りの女王」エドナに担がれ、映画俳優ドルトンの邸宅へ押し入る羽目になったメアリーだったが、よりにもよってドルトンから一目惚れされて…

Aira's View

あらすじを読む限り、1950~60年代に第一線で活躍した頃のウールリッチ作品に似た香りがするが、エンディングにはかなり突飛な出来事が用意されており、評伝執筆者によれば「大凡作」とのこと。そこまで言われるとむしろ読んでみたくなるのがファンの心理なのでは?