Aira's bookshelf

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書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

がんばることをやめよう

子どもの頃から先生や友達に「がんばり屋さん」「しっかり者」と言われることが多かったんです。だから「がんばる」「きちんとする」ことが常に周囲から求められているんだと、いつの間にか信じ込むようになりました。 

専業主婦になってからもそうした考えが変わることはなく「家事は全部こなして当たり前。それが仕事なんだから」と、よほど体調がすぐれない時以外は毎日精一杯やってきました。 

実際「そうしないと趣味に時間を使う権利はない」くらいの激しい思い込みを持っていました。「適当に」「ほどほどに」という言葉に嫌悪感を覚えるほどの「完全主義」でした。 

ところが、昨年から体力・気力の低下がみられるようになりました。やり残した家事、しようと思っていたのにできなかった語学や読書… そういうものが次々と目に入り、じわじわと気持ちが追い込まれていきました。

その後、とても長い時間と家族や友人からの助言などが必要でしたが、ようやく「こういう価値観を持っている限り、この先もずっと息苦しいままに違いない。考え方を変えよう」と思うことができました。

今は「がんばれない日があってもいい」「よい日があれば、そうでない日もある」「休むのは悪いことじゃない」という、以前の自分には想像もできなかったであろう、ポジティブな日々の過ごし方に馴染みつつあるところです。

仕事ではなく、単なる楽しみであっていいはずの読書に関しても、なぜかしら「がんばる」を貫いてきた気がします。

短編を読み終えたら、都度ノートに登場人物やあらすじなどを細かく記録する。読了ツイートもする。一冊読み終えたら、そのツイートをまとめて書棚ブログにアップする… いつの間にかでき上がった「自分だけのルール」にがんじがらめとなり、ふと気付くと読書自体が億劫になっていました。

こんなのっておかしいですよね。恥ずかしながら、ようやく気付けたんですよ、そのことに。今さらですが「読書という趣味を失わずに済んでよかった」と心から思います。

これからは、ああしなきゃこうしなきゃと思うことなく、好きなように本を読み、好きなように読書ノートを書き、好きなようにツイートをして、好きなようにブログを更新する、そんな日々が実現することを願って…