Aira's bookshelf

書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

Children of the Ritz (1927)

(未邦訳作品につき『コーネル・ウールリッチの生涯』(早川書房) を参考に内容を紹介)

Story

主人公アンジェラ (わがままな18歳) は、父親が全財産を失って自殺未遂を犯したのを機に、以前から目を付けていたお抱え運転手デューンに接近。彼が競馬で大穴を当てたのを見計らって結婚するが、長年の浪費癖がたたって生活は苦しくなる一方。以前から実家の支援をしてくれていた富豪ジェリーに興味が移ったアンジェラは、デューンと離婚することを決意。しかし、デューンはアンジェラを諦めきれず…

Aira's View

デューンの男気ある愛情にグッとくる読者が結構いるはず。この作品も邦訳を期待したい。