Aira's bookshelf

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書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

EQ 編集部編『英米超短編ミステリー50選』

(読了日:2018年09月14日)

トニー・ウィルモット「過去の秘密」

お昼休憩で訪れる公園でよく見かける若い娘と言葉を交わすことをささやかな楽しみにしている市職員スマイズは、その娘が古い車の所有者について熱心に調べ回っていることを職場で偶然に知ってひどく動揺する。なぜならその車は… 苦くて複雑な読後感を残す。

ナンシー・ピカード「同居人」

頻繁にかかってくる無言電話を恐れる妻を家に残して出張中のジーン。宿泊先から連絡を入れると妻が怯えた声で応答したため、ちょっとした出来心から無言を貫いてみたところ、知らない男の声がして… ほんの一瞬の「魔」が人間の運命を大きく狂わせる怖さと虚しさ。

ヘレン・メリアン「十五年後」

成績優秀で将来有望と思われていた少年が当時唯一親しくしていたのは勉強が苦手で「警官ごっこ」が大好きな腕白スティーブだった。少年の引越を境に疎遠になっていた二人に不意に訪れた再会の日とは。原題 Night and Day (正反対の二人を暗示) がうまい。超短編

ヘンリー・スレッサー「目」

ボスから「人目に付かない簡単な仕事だ」と言われて殺しを引き受けたリオン。人里離れた場所にあるターゲットの家へ下見に行ってみると、すぐ目の前に建つ家に暮らす老婆が玄関先の揺り椅子に座っていて… スレッサーが得意とする何とも可笑しい結末を素直に楽しむ。

パトリック・アイアランド「発見」

同じ大学で働く博士に手柄を取られないよう単独で遺跡発掘の旅に出る准教授ハロウェイ。洞窟の奥で古代の壺を発見するが、懐中電灯を壊して闇の中に閉じ込められてしまい… 祖母の財産に手をつけてまで欲を満たそうとした男の末路。究極の選択。どちらも悲惨。

ルース・レンデル「苦い黄昏」

入院中の男子が「友人の話だ」と前置きして知人に聞かせる話。夫の浮気相手に復讐するつもりだった妻が… じとじと・ねちねちした話が多くて苦手なレンデルですが、いざサラッとしていると何だか拍子抜けしてしまうという… 読み手はわがままですね。作家は大変だ。

アンドリュー・クレイヴァン「これが最後よ」

度重なる夫の浮気に悩まされるマーガレットは相手の家を訪れて直接対決を狙うが相手の若さと美しさに圧倒されてしまう。後日、肉切り包丁を入れた買い物袋を持って彼女の家を再訪すると… あっと言わせる結末。何かと世話のかかる夫に思わず苦笑。

サイモン・ブレット「極秘情報」

街娼の女性が自転車のチェーンで絞殺される。9ヶ月ぶりに連続殺人魔「13日の殺人者」の登場に警察が再び動き出すが… タイトルから結末が想像できてしまうのが残念。犯人のメンタルが案外弱いところも微妙な感じ。

アーサー・ポージス「プリントアウト」

何年も行方不明の子供の現在の姿を推定写真として表示できるコンピューターを開発して捜査に貢献する科学者が、その写真を参考に警察が保護した少女を偏愛していた変質者から脅迫を受け… アシモフ編『三分間の宇宙』に収録されていそうなSF風味の超短編

クリスチアナ・ブランド「目撃」

お抱え運転手スミスが運転するロールスロイスの後部座席から、背中にナイフの刺さったアラブの族長ホラー・ホラーの死体が発見され、スミスが容疑者として警察に連行されるが… いくら何でもそれは厳しいんじゃない?という設定と結末にモヤモヤが止まらない。

ジョン・バーク「パートナー」

ひとつ屋根の下で暮らすシンディの支配的な性格に嫌気が差しているアレックスは、ある日の夕方の散歩中、通りを渡ろうとしている彼女に対し、ある反抗を試みたところ… 先入観をガラリとひっくり返される結末に「そういうことだったのか」と思わず膝を打つ。

アヴラム・デイヴィッドスン「追いはぎ」

夜遅くの電車を降りたところで何者かに後ろから頭を殴られ、下着以外を身ぐるみ剥がされてしまったスレイドだったが、警察から変質者と間違えられたりして仕事に支障が出るのを恐れて草むらから出ることができず… だから何なの?な終わり方にポカーン。

ミルトン・バール「トラック・ストップ」

長距離トラック運転手の溜まり場であるカフェに新米運転手らしき見慣れない男が現れる。暴走族三人組がその男にちょっかいを出し、歌えだの踊れだの命令して笑い者にするが… 男と入れ違いで店にやってきた常連客の一言に思わず吹き出すコミカルな一編。

スティーヴ・シャーマン「石の壁」

妻デブラを亡くしたアルバートは一週間家に閉じこもった後、日々黙々と石の壁を作ることに没頭する。やがて壁が隣人ウェズリイの敷地内に侵入し始めるが、アルバートは一向に意に介さない様子で… 彼の行動に隠された本当の意味を知らされる瞬間、胸にジワッとくる。

マイケル・J・エルリッチ「女房の殺し方」

ハリーは水漏れなどの家庭内の問題は何でも自分で直して節約したい主義だが、妻はそれをしみったれだと非難。事あるごとに口論になる二人。バーテンのビルに愚痴をこぼした勢いで「奥さんを事故で亡くしたなんて幸運だ」と口を滑らせたハリーだったが… 5ページ半のショートショートなのでこれ以上書けないけれど、何でもかんでも DIY にこだわるのもなかなか困りものだな… と失笑させられる結末。急展開の印象を与えることなく起承転結でしっかりと面白みを伝える技術は本当にすばらしい。これだからショートショートはやめられないんでしょうね。

キャロル・ケイル「殺意の明日」

家庭内で絶対的権限を振るって何もかも思いのままに操る夫に対し、いつしか殺意を覚えるようになったロイス。ある日発覚した水道の配管ミスにかこつけた夫の毒殺を計画するが、もう少し自分一人でいろいろな雑事をこなせるようになってから実行しようと思い直し… あはは! 目標に向けて大きな決断をした人間は強いですね。火事場のク◯力を発揮し始めた妻を前にした夫がどう変わるか。家庭内のパワーバランスについて考えさせられる人が少なからずいるかも…? 意外な展開で面白かった。

ジョージ・バクスト「言わなきゃよかった」

アパート内に越してきた女性が日夜奏でるひどいピアノの音に悩まされる作家のマルカムは、管理人に訴えたり彼女に直接手紙を書いたりするが効果はなく… うーむ。いまいち。最後の「言わなきゃよかった」の意味するところがよくわからなかった。

スティーヴ・アレン「長い剃刀」

「ハリウッド式殺人法」として既読につき、読了ツイート省略。

ジェーン・カーター・ラッキー「万全の対策」

「用心するに越したことはない」が口癖で、普段着を鍵付きトランクに入れたり車のバッテリーを外したりする夫に辟易している妻が主人公。こうなるだろうと簡単に予想できる結末にちょっとしたおまけ付き。吹っ切れた女はしたたかで恐ろしい。

エドワード・ウェレン「義を見てせざるは」

自動車事故で脚に大ケガを負って松葉杖生活を送るマーティン。自宅そばの暗がりに停まった車から女の悲鳴が聞こえる。窓から様子を伺っていると、女がナイフを持った男に羽交い締めにされ… どこで誰が見ているかわからないことを忘れちゃダメですね。

レジナルド・ヒル「巷説」

自分が創作した架空の話がどのような尾ひれを付けながら巷間に広がっていくかを研究中のアンは、偶然バーで隣り合わせた女がその作り話を友人に聞かせているのを耳にするのだが… 話の中の人・伝える人・聞く人が交錯してわかりにくいのが難。幻想小説の雰囲気が漂う。

ウェイド・H・モズビー「ゴルフ狂」

ゴルフ場のグリーンに立つと人が変わったように閉鎖的・攻撃的になるハリーと週二回の面談をしている主人公は、彼を偏執病の一種と考えていたのだが… おっと、そういうことだったのね。作者の思う壺にズボッとハマってしまった。何だか妙に悔しいわ…!

ジョイス・ハリントン「警官グルーピー

警官マイクがバーで出会った女ラスティーは彼の仕事や銃に興味津々であれこれ話を聞きたがるが、マイクはあまり多くを語らず、彼女と早く二人きりになることばかりを考えている。なぜなら彼は… 結末に向けてもう少し加速度的なスリルがあるとよかった。

エリザベス・テイラー「蠅取り紙」

祖母の命令で渋々ピアノのレッスンに通う11歳のシルヴィア。バスの中で見知らぬ男からしつこく話し掛けられて困っていたところを中年の女性によって助けられるが… 静かでのんびりとした風景描写につられてボーッと読んでいたらサイコな結末が待っていた。怖。

ジェイムズ・ホールディング「世界に一つ」

切手仲買人カーマイケルは男性客クラドックが持ち込んだ複数の古切手の中に、世界でたった一枚しかないと言われる英領ギアナのーセント切手を見つけて驚愕する。遊び心があって軽妙だが王道。もっと毒気ある結末だったら忘れられない一編になったかも。

E・J・ワグナー「シェフのおすすめ」

週刊誌の料理欄を参考に来客用ディナーを必死で用意するルースの頬には前日に夫から殴られた際の痣ができていた。レシピ通りに作った料理がなぜか失敗して夫からまたも激しく罵られたルースは… 夫が払わされた長年の抑圧のツケとは。おぉ、怖い!

ジーン・L・バッカス「ラスト・ランデブー」

海辺の食堂で老女から相席を申し込まれた主人公の女性。一度は承知したもののやはり一人にしてほしいと伝える。なぜなら彼女には静かに浸りたい思い出があり… ミステリに属するかどうかは疑問だが、出会えてよかったと思える深い味わいに満ちたお話。

パトリシア・J・サーモンド「ガス・ステーション」

夜勤を終えて車で自宅へ戻る看護婦 (本文ママ) は、近頃周辺で多発している連続暴行事件を思い出していつになく緊張しながらハンドルを握るが、途中でガソリンが残り少ないことに気付き… 主人公とともに感情のジェットコースターに身を任せる。5ページ程度の文章にショートショートの面白さを手際よく全部詰め込んだ、非常によくできた作品だと思いました。

アル・ナスバウム「ヒーロー」

エンジンが落下した際に尾翼を損傷して操縦不能となった旅客機が湖に緊急着水する事故が発生する。大きく二つに折れて湖底へと沈みゆく機体から何人もの人を救った勇気ある男性の正体とは。その彼が未来に向けて残した明るい一筋の光とは。静かに心に染み渡る一編。

ピーター・ラヴゼイ「死者の託宣」

ギリシアで新婚旅行中のヘレンは夫が街で見つけたクリケット場で仕方なく試合を見物することになって退屈の極み。そこへ御者が名所「死者の託宣所」へ行ってみてはどうかと進言し… 現実と幻想が交錯した後に訪れるまさかの結末。ラヴゼイの引き出しの多さ。

ロレイン・コリンズ「飢えた幽霊」

シンガポール駐在中の掘削技師ハーヴィーは、何やら曰く付きの高級アパートの一室を格安で借りられるらしいと友人から聞いた話に飛びついたが… 悪どい不動産屋に酷い目に遭わされるハーヴィーがさすがに気の毒。ただで済むと思うな!と彼の代わりに言いたい。

ヒラリー・ウォー「お訊きしたいこと」

金物店を経営するマイクの妻メアリは深夜の事務所で共同経営者ジェイクの撲殺死体を発見。そこへ偶然にも現れた夫から「二人で一緒に死体を見つけたと証言しろ」と言われ、メアリは彼に対する疑念を強めてゆく… ドメスティック・ミステリーはやはり好物。

ロバート・バーナード「消した女」

恋人との付き合いが面倒になってくると、彼が元恋人をどのように「消した」かを聞かせて首尾よく女を追い払う主人公マイルズ。読者が英文学や詩に詳しい場合、マイルズの特技の元ネタがすぐにわかってしまう。そんな相手でも唸らせる何かが一つあればよかった。

ジャック・リッチー「バード・ウォッチャー

森の中で野鳥の巣を観察をしていた主人公の前に、死体を肩に担いだ男が茂みの中から突然現れる。男はいずれ大統領の座を手に入れるだろうと噂されている有力者で… 権力を持つ人間と彼の弱みを握った平凡な人間との息詰まる駆け引き。その結末とは。ジャック・リッチーの作品には、彼が持つ「人間愛」「隣人愛」みたいなものが漂っている気がする。どことなくあったかい雰囲気があって好き。

フリップ・ジャレット「賭け」

とある街のバーに一人の見慣れない男が現れる。地元の若い常連客を相手に賭けダーツに興じ、負けた若者に「おれがここにいることをクレーマーという男に伝えてくれ」と頼む。過去の因縁に区切りをつける時が来たとお互いに悟った二人の男を描く、渋みのある一編。

シャリン・マックラム「醜い花嫁」

死刑執行間近な囚人ケニーとしばらく文通した後に結婚したヴァーニーは刑罰制度の是非を問う演説や講演などで世間の注目を浴びて時の人に。ケニーの死後は回顧録などで一儲けするつもりのヴァーニーだったが… ある人物の活躍によって彼女の強欲に鉄槌が下る。

マイケル・タルボット「アビンドン広場の外れ」

過去の汚点をネタに他人を強請って金儲けをするエイドリアンの元に「不可思議商会」と刷られた謎の名刺が届く。好奇心に負けた彼が店を訪ねると、そこには過去が覗ける鏡や本などがあり… 店に導かれた理由に気付かなかったエイドリアンの末路は。いわゆる「奇妙な味」が好きな人は「不可思議商会」の字面だけで胸躍ってしまうかも。ロアルド・ダールやロバート・ブロックあたりの作家をチラチラと脳裏に浮かべつつ読み進め、彼らだったらどんな落とし前をつけただろうか… などと妄想を楽しんだ。私にとってはもう少し毒のある終わり方が理想的。

フランシス・M・ネヴィンズ Jr「ワイオミング心中」

ヴェガ上院議員とカルボーネ一族による金銭授受の現場を隠し撮りしたビデオをめぐって、男女二人が繰り広げる騙し合い。原題 Counterplot から想像できるとおり、作者によるプロットこねくり回しゲームを素直に楽しめるかどうかがポイント。

キャサリン・パトリック「千慮の一失」

女好きで酒浸りの夫に嫌悪を募らせる妻が息抜きに出かけたバーで旧友マーガレットと偶然再会。浮かない彼女に何があったのか尋ねると、つい最近男に捨てられたところだと言う。詳しい話を聞くうちにその男の正体が… 悲劇をケロッと書いたタッチが面白い。

ポーラ・ゴズリング「買い物は土曜日に」

ティムはバーゲンでごった返す百貨店などで店員を装い客から預かったクレジットカードを盗むのを得意な手口とする泥棒。そのカードを一日だけ使って足がつかないように買い物をするのが楽しみなのだが… 上手く立ち回っているつもりでも結局は犯罪者。

アンドリュー・ヴァクス「アリバイ」

四年の歳月と数万ドルもの大金を費やして主人公がようやくたどり着いた謎のポーカークラブへの入口。一度訪れるごとに五万ドルも支払う必要のあるクラブが存在する本当の理由とは。最後まで読んでもスッキリしない部分が残った。ハードボイルドの香りも苦手。

ドロシー・A・コリンズ「レシピー控え帖」

父親から全財産を受け継いだ双子の姉ナタリーを毛嫌いするセアラは、ある日ナタリーが家に連れてきた三流舞台俳優ジェラルドと恋仲に。遺産を相続したのは自分の方だと偽って結婚話を押し進めるが… 姉への恨みをひたすら募らせる妹の毒舌に思わず失笑。

ビル・プロンジーニ「現行犯」

既読につきツイート省略。

T・M・アダムズ「犯罪者誕生」

金遣いの荒い妻のせいで慢性的な家計の逼迫に悩まされるジョージは、近所の歯医者で見かけた犯罪雑誌で脱獄囚として紹介されている男が経理課の同僚エドだと気付き、彼から口止め料を受け取り始めるが… ミイラ取りが何とやらの典型例で、新鮮味に乏しいのが残念。

T・M・アダムズ「切り札」

トランプの手品が得意なチャックは、友人マークの前でトランプを広げて、どれでも好きなものを一枚選ぶように言い… 一万ドルもの金を賭けようと突然言い出したチャックの真意とは。マークの義娘の口の利き方に終始イライラさせられたことが一番印象に残ってしまった。50もの短編を収録したアンソロジーで、なぜよりによって同じ作家の作品を二つ続けて載せねばならなかったのだろう?という疑問も。

ジャック・リッチー「ダイヤルAを回せ」

健康問題を抱えた裕福な老人がホットラインに何度か相談の電話をした後に銃で頭を撃って自殺したが、ターンバックル刑事は自殺説を初めから疑っており… 推理を披露する機会を逸して愚痴るターンバックルと彼を慰める相棒ラルフの距離感が最高。大好き。

アン・ベイヤー「血縁」

キャプション・ライターのルイーズは、作家として大成功を収めた妹コーラの話題から距離を置くためにクルーズ船の旅を楽しむことにしたが、よりによって同じ船で妹が朗読会を行うことを知り… ルイーズのアイデンティティが大きく揺らぐ場面が読みどころ。奇妙な味。

ジェイムズ・M・ホールディング「信用ゆえに」

印刷関係の仕事で一儲けしたボビーは妻マーゴとともにクレジットカード中毒となるが事業の売却によって何とか持ち直す。その後は某クレジット会社の巡回代理人として働き、再び金回りのよい生活を送り始めたのだが… 知的犯罪のカラクリが興味深い。少し前に読んだ「犯罪者誕生」に似たオチだったため、新鮮味を感じられなかったのが残念。別のアンソロジーで読んでいたらもっと楽しめたように思う。

ロズ・アヴレット「骨董品が多すぎる」

自宅アパートの玄関ホールに張り巡らされた鏡を覗くたびに何となく気味の悪さを感じるインテリア・デコレーターのマイアラは、夫が出張で不在にする間に無断で改装工事を行うことにしたのだが… 夫の職業上の特技が重要な伏線となってオチを盛り上げる。

コーネル・ウールリッチソーダ・ファウンテン」

若者特有の瑞々しさでいっぱいの超短編。その短さゆえに若干忙しい展開だけど、18歳の主人公にフィットするテンポのよさがむしろ心地よい。コミカルなオチには思わず声出して笑った。女性がろくな描かれ方をしていないのはウールリッチの仕様。やむなし。

英米超短編ミステリー50選 (光文社文庫)

英米超短編ミステリー50選 (光文社文庫)