Aira's bookshelf

書棚の片隅でコーネル・ウールリッチ愛をささやく

コブラの接吻 (1935)

Story

主人公チャーリーは殺人課所属の刑事。体調不良のため上司から長期休暇を取るように言われ、妻と義弟と一緒に山荘で時を過ごしている。そこへ妻の父親が再婚相手のベーダを連れてきた。彼女はアジアの血が入っており、どことなく蛇を連想させる不気味な様子をしていた。晩餐の後、暖炉のそばで身を寄せ合いながら異様に長いタバコを吸おうとしている新婚夫婦を残して、チャーリーは二階の寝室へと引き上げるが…

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【読書ログ:番外編】忘れがたい短編いろいろ

(最終更新日:2017年4月18日)

2015年秋から、たくさんの海外ミステリ短編を読んできました。その数およそ500以上 (ショートショートも含む) 。こうして多くの作品に触れるうち、気になる作家や作風が徐々にわかり始めてくるのもまた面白い手応えのひとつですね。

200ページ書き込める読書ノートを2冊使い終わった段階で、今までに読んできた作品をざっと振り返ってみました。作品名を見るだけで読んだ時の衝撃がはっきりと蘇ってくるほどに強い印象が残っているものが結構あるんですね。それをこのページにまとめておくことにします。

好きな作品が似ているなぁ… とお感じになられた方、ぜひ記事の右下にある「コメントを書く」もしくは Twitter からお声掛けください。おしゃべりできたらうれしいです。

 

ロバート・バー「放心家組合」

ロード・ダンセイニ「二壜のソース」

ドロシー・L・セイヤーズ「疑惑」

ヒュー・ウォルポール「銀の仮面」

 

フィリップ・マクドナルド「殺意」

デイヴィッド・アリグザンダー「優しい修道士」

アーシュラ・カーティス「転地」

ロバート・ブロック「標本」

ドナルド・E・ウェストレイク「これが死だ」

ジェイムズ・グールド・カズンズ「牧師の汚名」

オリヴァー・ラ・ファージ「幽霊屋敷」

アーサー・ミラー「ある老人の死」

ローレンス・G・ブロックマン「イニシャル入り殺人」

アンドリュー・ガーヴ「ダウンシャーの恐怖」

イーヴリン・ウォーディケンズを愛した男」

アントニー・バウチャー「QL 696・C9」

テリー・カー「試金石」

ジョン・スタインベック「M街七番地の出来事」

ロジャー・ゼラズニイ「ボルジアの手」

エミール・ガボリオ「バチニョルの小男」

ロバート・L・スティーヴンスン「クリーム・パイを持った男の話」

ニコラス・カーター「ディキンスン夫人の謎」

エドワード・D・ホック「二十五年目のクラス会」

フェイ・ケラーマン「ストーカー」

ジョナサン・ケラーマン「愛あればこそ」

ロバート・L・フィッシュ「複式簿記

イリアム・P・マッギヴァーン「ウィリーじいさん」

イリアム・F・ノーラン「黒い殺意」

チャールズ・ノーマン「アヒルのかわりに」

ゲイリイ・ブランドナー「流れ弾丸」

トマシーナ・ウィーバー「果てしなき探索」

ヘンリー・スレッサー「走れ、ウィリー」

アーネスト・ブラマ「ナイツ・クロス信号事件」

フィリップ・マクドナルド「夢見るなかれ」

 

【特別枠】
  ウィリアム・アイリッシュ
「チャーリーは今夜もいない」
「殺しの翌朝」
「じっと見ている目」
「死ぬには惜しい日」
「命あるかぎり」